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3.身体の衰え

2020.04.06 終活

②身体の衰え

頭や身体は寿命が近づくにつれ機能が低下していきます。視力の低下、聴力の低下、腕力の低下、脚力の低下、内蔵機能の低下、言い出したらきりが無いほどです。少しずつ一人で出来ることが減っていきます。

それとともに人は、諦めが増えていきます。

人は、その事実を受け入れきれない人が多いです。だから、悲観的になったり、みじめになったり、愚痴っぽくなったり、いろんな心理状況がでます。

このような状態の変化を自分自身、あるいは家族として受け入れることが出来るのか準備が必要ではないでしょうか。

身体の衰えが始まり、これまで自分で出来ていたことが減っていくと、

第3者の手が、助けが、介護が必要になっていきます。

そこで介護が必要になり利用するようになるのが介護保険制度です。

介護保険制度の内容を元気な時から理解しておくようにしましょう。

介護保険を利用する為の流れを少しだけ簡単にご説明したいと思います。

【申請】

市区町村の担当部署で介護保険認定を申請します。地域包括支援センターなどで代行してもらう事もできます。

【訪問調査】

市区町村の職員が自宅や病院などを訪問し、ご本人の心身の状況などについて調査を行います。

流れとしては、主治医意見書を依頼する。一次審査(コンピューターによる分析)。介護認定審査会という感じです。

【認定通知】

認定結果通知書と、認定結果が記載された介護保険証が被保険者の自宅に送付されます。

もちろん認定結果に不服がある場合は、申請し市区町村や事業所に相談することも出来ます。

【ケアプラン作成】

担当になるケアマネジャーが自宅を訪問し、ご本人の心身の状態を確認を行い、ご本人やご家族の要望を伺い、その方に一番合った介護支援の提案を行います。

このような流れを経て、介護保険制度で利用できる施設やリハビリ、福祉用具や、ヘルパーを利用できるようになります。

今の自分の状態では、このようなことができない、だったらそれが自分で出来るようになるためにリハビリを頑張ろう。あるいは、お風呂に入る際に転倒しないように手すりをつけたい。または、自分では掃除ができない、だからヘルパーに手を借り一緒にやろう。

このような形で、今の自分の生活を維持させていき、身体の衰えから目をそらさず、それを受け止め、楽しみを見つけながら、いきいき生活していくのも終活の一つではないでしょうか。

【続く】

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