どこの企業も賃上げ賃上げと言われ賃上げ努力をおこなっている。
しかし、賃上げをおこなうためには、売り上げの向上が必須になる。
そのため、どの企業も値上げのラッシュが続いている。
今回のぼやきはこの値上げではない。
介護業界も賃上げをおこなっていきたいと思っている。
むしろ介護業界はなり手がどんどん減っている今、賃上げをおこなって人材をどんどん確保し増やすべきところだ。
そのために、介護業界も売上をしっかり上げていかないといけない。
しかし、その売上にあたる介護報酬が訪問介護は今年の4月から減額される。
他の事業において言えばいわば値下げである。
売値が介護報酬にあたり自分たちで売値を決められない我々には今回の決定はため息しかでない。
国は処遇改善の加算を上げるというが、
この加算の取得はくそめんどくさい。
わざと取得できないようにくそめんどくさくしてるようにしか思えないのである。
処遇改善加算やら、ベースアップ加算やら辞めて、
介護報酬を上げれば済む話だ。
利用者の負担が増えるのはどっちみち変わらない。
介護報酬を上げきれないのであれば、
介護利用料を負担金額と別にプラスの支援を提供するかわりに自費負担を負担金額に上乗せしていただくしかないようになる。
このままの状態が進めば、訪問介護をおこなおうと事業所を立ち上げるもの、
あるいは継続していこうと思うものはいなくなるだろう。
介護事業者は決してボランティア団体ではない。
介護事業者の社長は抱えている社員の生活を守らなければならない。
自分たちの身を、社員を、家族を犠牲にしながら、
利用者を守っていこうとするのは無理な話だ。
介護事業者も同じ人間である。
ちとぼやきだ。