親と一緒に終活をする際には、前向きな気持ちで終活ができるように気を配り、親の意見を尊重しながら進めることが大切です。以下の点に注意しましょう。
体調の悪い時などは避け、相手が落ち着いていて、気持ちに余裕があるタイミングで話を持ちかけましょう。
一気にすべてのことを確認すると疲れてしまうため、雑談の中で少しずつ状況や希望を確認するようにしましょう。長々と根を詰めて話すのではなく、テーマごとに短く区切って行うことも大切です。
決めたことは、忘れてしまったり、後々考えが変わった時に書き直して共有できるように、必ずエンディイングノートなどに残しておくことが大切です。
相続人となる人が複数いる場合は、確認した内容をその人たちとも共有しておくことで、後々の相続トラブルを回避することにつながります。
親が元気なうちに終活のサポートをすることは、親にとっても子どもにとっても大切なことですが、いきなり「終活」というのは「死を待っているの?」と勘違いさせてしまうことにもなりかねません。
そうならないためにも、声の掛け方は重要です。
たとえば
「お父さんが元気なうちに、希望を聞いておきたいなと思ってるんだ」
「いざというときに慌てないように、家族みんなで準備しておけたら安心だよね」
などと話しかけてみるのはいかがでしょうか。
また
「一緒にやりたいことリストを作ろうよ。旅行とか、行きたい場所とかある?」
「思い出のアルバムを一緒に整理しない?」
のように、まずはきっかけづくりから始めてもよいかもしれません。
終活は、親の人生を尊重し、残りの人生をより豊かに過ごしてもらうために必要な手続きでもあります。とはいえ、はじめるには根気や知識も必要です。
そのため、もし終活でわからないことやご不安があれば、葬儀社の無料の事前相談を活用することもおすすめです。家族葬の斎場想庵では、葬儀のことはもちろん、終活に関するご不安ごとのご相談も無料で承っています。専門の相談員が、24時間365日無料でご相談を承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。