続いては処分方法についてお伝えします。後飾り祭壇の処分方法は3通りあります。
葬儀社が設置してくれた場合、葬儀社が回収してくれることが多いので、まずは葬儀社に確認してみましょう。事前にセット料金に回収までが含まれているかを確認しておくとスムーズです。
店舗にもよりますが、仏具店で後飾り祭壇の回収サービスを行なっている場合があります。お近くの仏具店に問い合わせて確認してみましょう。
後飾り祭壇は、一般ゴミとして捨てることも可能です。祭壇を捨てることに抵抗がある方も多いとは思いますが、祭壇には魂は入っていないため、ゴミとして捨てることは宗教上は特に問題がありません。ただ捨てる際は、お住まいの自治体のルールに従って捨てるようにしましょう。
仏式の葬儀では白木でできた位牌が用いられます。これは四十九日の忌明けまでの間だけ用いる仮の位牌です。そのため後飾り祭壇に安置するのは仮位牌になりますが、四十九日以降は本位牌と入れ替えに処分することになります。
しかし仮位牌には故人様の魂が宿っているため、処分する前にその魂を抜く必要があります。魂を抜くことを「お性根抜き」または「閉眼供養」といいますが、白木の仮位牌は四十九日法要をお願いしている寺院に閉眼供養をしてもらってから、お焚き上げをしてもらうのが一般的です。
くれぐれも、一般ゴミとして後飾り祭壇と一緒に処分してしまわないよう注意してください。
いかがだったでしょうか。
ここまで、後飾り祭壇の手配や準備に必要なもの、処分方法などを宗教ごとの作法の違いも交えてお伝えしてきました。
後飾り祭壇は、葬儀を終えてご遺骨と共に自宅に戻られる際に必要になります。多くの場合、葬儀社のスタッフが用意してくれますが、プランに含まれていない場合にはご自分で用意する必要も出てくるかもしれません。事前にセット料金に何が含まれているかを確認しておくと安心です。
葬儀のことはわからないことも多いと思いますので、その都度葬儀社と相談しながら進めていきましょう。ご不明点は、いつでもお気軽にご相談ください。
斎場想庵では、家族葬、一日葬、火葬式・直葬、福祉葬などのご葬儀を安心の低価格で承っております。斎場想庵のご依頼やご質問等は、下記よりお気軽にご相談ください。専門スタッフが24時間365日、いつでも対応しております。