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葬儀時の受付no.2

2024.10.09 ご葬儀 終活

弔問客へのご挨拶

いざ受付開始となり参列者を迎え入れる際には、一礼して「本日はお忙しい中、お越しいただきありがとうございます」などと丁寧にご挨拶をしましょう。

 

芳名帳の記帳受付と香典の受け取り

その後は参列者が持参した香典を受け取り、芳名帳にお名前とご住所を記入していただきます。芳名帳に書いていただいた内容をもとに、喪主が香典返しをお送りするため、記入漏れのないよう気をつけましょう。また、まれに香典に中身を入れ忘れてしまう方などもいらっしゃるため、中身はその都度確認します。

 

返礼品のお渡し

葬儀に参列された方に、返礼品をお渡しするのも受付係の仕事です。返礼品は芳名帳への記帳が終わったタイミングでお渡しするのが一般的です。返礼品には、会葬の御礼として参列者全員にお渡しする会葬御礼と、香典のお返しとしてお渡しする香典返しがありますが、香典返しは忌明け後に渡す場合もありますので、ご遺族の指示に従いましょう。

弔電や供花の受け取り

参列者の中には、弔電や供花、供物をお持ちの方もいらっしゃいます。また、それらが郵送で送られてきた場合の対応も、受付係が行います。弔電・供花・供物を預かったら、名前を確認して一旦は受付でお預かりし、その後、葬儀社のスタッフに引き渡します。ちなみに預かった供花などを、祭壇に飾る作業は葬儀社のスタッフが行います。

弔問客からの質問への回答

受付係は葬儀全体の窓口でもあるため、参列者からトイレの場所や葬儀スケジュール、手荷物預かりの依頼など、さまざまな質問を受けることになるでしょう。準備の際に前もって予習しておいた知識を総動員して、失礼のないようにお答えしましょう。

香典や芳名帳を会計係または喪主に渡す

受付業務がすべて終了したら、香典や芳名帳を会計係または喪主に渡して終了です。香典や芳名帳を誰が管理するかは、事前に確認しておきましょう。
以上が、受付の流れです。受付に必要な準備物は基本的に葬儀会社が手配してくれることが多いですが、自分でも筆記用具や袋などは準備しておくと、いざというときに安心です。

葬儀の受付係がおさえておくべきマナー

葬儀の受付係には、服装や挨拶など気をつけるべきマナーがあります。受付係を任されたら、以下のことをわきまえておきましょう。

服装など身だしなみ

まず服装は、男性は黒のブラックスーツに黒い靴下や靴、ネクタイなどの小物も黒で統一します。また女性はブラックフォーマルを着用し、30デニール以下の黒色のストッキングに黒い靴を合わせます。また結婚指輪以外のアクセサリーも基本的にはつけないようにしましょう。

さらに、光沢のあるエナメル素材の靴や小物、柄物、殺生をイメージさせる革製品なども、基本的には避けるようにします。
このように華美な格好は避け、メイクや髪型もナチュラルなスタイルを心がけましょう。

続く

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