最後に参列者のマナーについてお伝えしたいと思います。
一周忌の香典相場は、故人様との関係性によっても異なりますが、1万円〜3万円程度となります。双銀や藍銀、黃白の結び切りの香典袋を用い、表書きは「御仏前」あるいは「御供物料」とします。表書きの下には、ご自身のフルネームを書きましょう。この時の墨の色は通常の濃い墨を用います。
一周忌の服装は、参列者は略喪服を着用するのが一般的です。男性ならダークカラーのスーツ、女性ならダークカラーのワンピースかスーツなどがよいでしょう。法要中は男女ともに上着を着用するのがマナーですので、ワンピースでもジャケットと組み合わせて着られるものを選ぶようにしましょう。
またもし、案内状に「平服でお越しください」といった記載がある場合でも、普段着は避け、略喪服を着用するのがマナーです。
案内状が届いたら、必ず期日までにお返事するようにしましょう。電話連絡を受けた場合は、その場でお返事をするか、調整が必要な場合は後日ご連絡する旨をお伝えします。もしどうしても都合がつけられず参列できない場合は、法要の1週間前〜前日までに届くように、供物や供物料をお送りするとよいでしょう。
いかがだったでしょうか。
一周忌法要は、この日を境にご家族様の喪が明ける日でもあるため、ご家族様にとっても大事な節目となる法要です。準備にもある程度の時間を要することになるため、早めに取り掛かって万全の体制で当日を迎えられるとよいですね。