2020.04.15 成年後見制度
成年後見制度は、病気や障害により判断能力の低下がみられる方の、
権利・財産を守るための制度です。
その成年後見制度には、「法定後見制度」と「任意後見制度」の二つがあります。
「法定後見制度」は、すでに判断能力が低下された方を保護・援助する制度です。
家庭裁判所に申し立てます。判断能力の程度により、成年後見・保佐人・補助人が選任されます。
「任意後見制度」は本人が将来の判断能力の低下に備え、あらかじめ任意後見人を決めておく制度です。
公証人役場で公正証書を作ります。
この二つの違いは、後見人の選任が、本人の判断能力が低下した以後か低下する以前か、ということです。
【続く】