想庵では、毎回ご出棺の前に社員で霊柩車を磨き上げます。
雨の日でも、それは変わりません。屋根を出たらすぐに雨で濡れてしまうとしても、それでも手は抜きません。
入社当時、「なんでだろう、すぐ濡れてしまうのに。昨日も磨いたから綺麗だけどなあ。」と疑問に思い、代表に尋ねました。すると「故人様が最後に乗られる車なんだから、当たり前だろう。この仕事は故人様お一人おひとりへの敬意を忘れたらいけない。」という答えが返ってきました。
だれかの最後のお見送りに立ち会う、葬儀社という仕事の心構えを知った出来事でした。
旅立たれる故人様のために。見送られるご家族のために。今日も私たちは心を込めて霊柩車を磨き上げます。その安らかなお旅立ちを祈って…