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永代供養についてno.3

2024.09.22 終活

少⼦⾼齢化や核家族化によって、墓の継承がなかなかうまくいかないこともあり、霊園や寺院だけでなく永代供養先を紹介する業者も増えてきました。

私たちの選択肢は増えましたが、永代供養の知識が浅い⼈を狙って業者の⾔い値で費⽤を請求したり、個別での供養を契約したのに合祀されてしまったりする⼀部の悪い業者によるトラブルも少なくありません。

⼤切な家族や⾃分の遺⾻を安⼼して預けられるような永代供養先を選びたいものです。

個別で供養してくれる期間や頻度

合祀墓以外の永代供養をする場合、供養の期間を確認しましょう。

⼀般的には33回忌までとなっていますが、霊園や寺院によっては10回忌まで、13回忌までと供養の期限が短い場合もあります。定期的に⾏う供養の頻度も霊園や寺院によって違います。

毎⽇供養する霊園や寺院もあれば、決められた⽇にまとめて供養するところもあるのです。

せっかく永代供養を選んだのに、お経も年に数回しかあげてもらえず、納⾻されている場所は⼿⼊れされていない…となると悲しいですよね。今はネットで永代供養先を選び、申し込むことも可能ですができれば決めてしまう前に⾒学することをおすすめします。

霊園や寺院によっては、年に数回家族も参加できる法要を催しているところもありますので、契約前に確認しておくといいでしょう。

期限後の遺⾻の取り扱い

合祀墓以外の供養を選択するときには、期限後の遺⾻の取り扱いを確認しましょう。多くの場合、期限後は遺⾻を個別の納⾻スペースから合祀墓に移されます。

遺⾻を⼟に還すのか、⾻壺のまま納⾻するのかは霊園や寺院によって違います。 確認したときにきちんと説明できない永代供養先は、避けたほうが良さそうです。

中には遺⾻を多く納めてお⾦を得るために、預かった遺⾻を砕いてそのまま埋めるといったような扱いをされたケースもあります。

永代供養先の宗教や宗派の確認

定期的に⾏われる供養は、永代供養先の霊園や寺院の宗派やしきたりによって執り⾏われます。

故⼈の信仰している宗教に沿った供養を希望する場合は、永代供養先の宗教や宗派を確認しておきましょう。

また霊園や寺院によっては、檀家以外受付けないところもあり、檀家にならないと永代供養の契約ができないこともありますのでご注意ください。

維持費の有無

⼀般的に永代供養を契約すると、購⼊時に⽀払いのすべてを済ませるので⼦や孫への費⽤負担はありません。

ただ今は永代供養にも様々なプランがあり、⼀括で払う費⽤を安く済ませるため契約者が⽣前の間のみ管理料などの費⽤が発⽣するプランもあります事前に維持費の有無を確認しておきましょう。

ただ、永代供養は維持費の負担のないことがメリットの1つです。

そのため維持費がかかる永代供養のプランは、避けた⽅がいいかもしれません。

永代供養の4つのメリット

・遺⾻の管理・供養を⼀任できる
・墓を新設するよりも費⽤が安く維持費がかからない
・宗教や宗派が問われない
・交通の便がいい

永代供養は供養や管理にかかる費⽤を⼀括で払わなければならないので、⾼額なイメージがあります。

でも永代供養は単独墓であっても墓⽯代や墓地の使⽤料は安く、墓を新設するよりも費⽤を抑えられます。集合墓や合祀墓であればもっと費⽤を安くできますよ。

また納⾻堂は交通の便がよい場所に建っていることが多く、墓参りしやすいのもメリットの1つです。

永代供養の2つのデメリット

・合祀墓の場合改葬ができない
・⼀定期間が過ぎると合祀される

永代供養で合祀墓を選ぶと遺⾻は、共同で使う墓に納められます。

他の⽅と⼀緒になって⾻を埋めたり⾻壺を納めたりするので、再び遺⾻を取り出せません。そのため⼼変わりしても改葬ができなくなるので注意しましょう。

また永代供養と聞くと、お寺が続く限りずっと遺⾻の供養や管理をしてくれると誤解しがちです。でも合祀墓以外の供養法を選んだ場合、個別での供養や管理の期限が決まっています。

期限が過ぎると個別に納められた遺⾻も合祀墓に移されてまとめて管理・供養されます。

続く

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