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福岡県古賀市 家族葬の斎場想庵 ブログ 告別式とは?葬式との違いno.1

2024.10.17 ご葬儀 終活

故人を送る儀式として葬式(葬儀)と告別式はよく聞く言葉ですが、この2つの違いが気になる方も多いと思います。通夜と葬儀・告別式はそもそも別の日に行われるため違いが明白ですが、葬儀と告別式は同日に同じ会場で行われるため、どのような違いがあるのかわかりにくいと思います。

今回は、葬式と告別式の違いや、それぞれの儀式の流れ、参列する際のマナーや、喪主側の心がまえについて解説したいと思います。葬儀・告別式に参列するご予定のある方や、親しい人が亡くなり喪主として葬儀を執り行うご予定のある方はぜひ参考にしてください。

告別式とは故人とお別れを告げる式のこと

告別式とは、故人とゆかりのあった方々が故人との最後のお別れを告げるために行われる式のことで、社会的な式典とも言われています。具体的には、弔辞や弔電の読み上げなどが含まれます。
通常、亡くなった翌日に通夜、その翌日に葬儀と告別式を行いますが、火葬場の空き状況や菩提寺の都合、六曜など日の良し悪しによって日程が遅くなることもあります。

告別式とお葬式(葬儀)の違い

告別式とお葬式(葬儀)の違いは、宗教的な儀礼が含まれているかどうかという点にあります。一般的に、葬儀は宗教儀式で告別式は社会的式典といわれています。現代では葬儀と告別式は同じ日に続けて執り行われるため一つの儀式と思っている方も多いと思いますが、本来は別々の儀式でした。

また、その儀式が誰に向けたものであるかという違いもあります。葬儀は、ご遺族が故人との最後のお別れをする儀式であるのに対して、告別式は仕事関係者や近所の方も含めたお別れの式典といったニュアンスの違いがあることを押さえておきましょう。

しかし、葬儀社によっては葬儀と告別式をまとめて「葬儀・告別式」または「告別式」だけで表現することもあります。また、現代においては「葬儀」のありかたは多様化しており、地域の風習や家のしきたり、宗教や宗派の違いや故人の生死観、一般葬か家族葬かといった葬儀形態の違いによっても大きく異なります。たとえば、カトリックでは葬儀と告別式は厳密に分けられています。そのため、告別式の有無や内容は、事前に葬儀社に確認しておくことをおすすめします。

告別式に参列できる方

前述の通り、告別式は社会的な式典ですので基本的にはどなたでも参列できます。ただし、一般参列者が参列できるのは出棺までとなります。出棺後、ご遺族やご親族は火葬場へと向かうことになりますが、基本的には一般参列者が火葬に立ち会うことはありません。

また、告別式には一般参列者が参列できると書きましたが、現代において葬儀と告別式は一連に行われることが一般化していますので、告別式のみに参列するといった機会はあまりないかもしれません。ただし、近親者のみで執り行う家族葬や一日葬などのように葬儀形態によっては、一般参列者を受け入れていない場合もあります。

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