ブログ
想庵から皆様へ葬儀や終活、介護に関する情報や
日々の活動の様子を配信します。

福岡県古賀市 家族葬 斎場想庵 ブログ お通夜の挨拶no.3

2024.12.11 ご葬儀 終活

ますますやくれぐれもなどの重ね言葉を避ける

「ますます」や「くれぐれも」といった重ね言葉は、不幸が重なることを連想させるため、忌み言葉となります。「ますます」は「一段と」「よりいっそう」、「くれぐれも」は「どうぞ」「十分に」などに言い換えると良いでしょう。
また、重ね言葉ではないものの「再び」「追って」など、繰り返しや続きを連想させる言葉も忌み言葉とされるため注意が必要です。

喪主の挨拶は告別式の後にも行う

喪主の挨拶は、お通夜だけでなく、葬儀・告別式でも行います。挨拶のタイミングは、出棺時や精進落としの開始と終了時です。
葬儀・告別式での喪主の挨拶では、主に以下のような内容を伝えます。

<喪主の挨拶で述べる内容>
・自己紹介(故人との関係性)
・参列のお礼
・故人が生前に受けた厚意に対するお礼
・故人との思い出や死因、最期の様子など

・告別式を終えられたことへのお礼

喪主は、お通夜や通夜振る舞い、葬儀・告別式、精進落としの際に挨拶を行いますが、すべてに参加できない方もいるので、挨拶文の内容が重複しても問題ありません。参列者への感謝の気持ちや、故人の人柄などが伝わるような挨拶にすることが大切です。
葬儀・告別式での喪主の挨拶の例文は以下のとおりです。

<葬儀・告別式での喪主の挨拶の例文>
喪主の〇〇と申します。
遺族を代表いたしまして、一言ご挨拶申し上げます。
本日はお忙しい中お悔やみいただきまして、誠にありがとうございます。
こうして皆様にお集まりいただき、故人もさぞかし喜んでいることと存じます。

〇〇(故人の名前や父母などの関係性)は去る〇月〇日、〇時〇分に入院先の病院で息を引き取りました。享年〇〇歳でした。
退職後は多くの趣味をもち、よい仲間にも出会えて、自分の好きなことを楽しんでおりました。
○○がこのような晩年をおくれたのも、ひとえに皆様方のおかげです。
生前ご厚誼(こうぎ)を賜ったこと、故人に代わって厚くお礼申し上げます。
本日は誠にありがとうございました。

喪主の挨拶のポイント

お通夜や葬儀・告別式で挨拶をする際には、押さえておきたいポイントがあります。喪主の挨拶を考える際には、以下のポイントを意識するようにしましょう。

形式にこだわりすぎない

喪主の挨拶のポイントとして、形式にこだわりすぎないことが挙げられます。喪主の挨拶には厳密なルールはありませんので、前述の例文を参考にしつつ、自分の言葉で参列者への感謝と故人への思いを述べましょう。立派なことを言おうとすると緊張してしまい、表現も堅苦しくなりがちです。多少形式が崩れても、思いを大事にして、自分が伝えやすい言い回しを選んだ方が、参列者の心に響く挨拶になることもあります。

故人との思い出などを織り交ぜる

喪主の挨拶には、できるだけ故人との思い出を織り交ぜることもポイントのひとつです。特別な内容ではなく、ありきたりと思えるようなエピソードで問題ありません。生前の様子に触れることで、故人を悼む気持ちを参列者と共有することにもつながるでしょう。

話す内容を決めておく

喪主の挨拶で慌てないためには、あらかじめ話す内容を決めておくことが重要です。また、挨拶の内容が決まっていないと話が長くなりやすく、伝えるべきお礼や案内が漏れてしまうこともあります。
喪主の挨拶は、メモを見ながら行っても失礼にはあたりません。必要に応じて話す内容をメモにまとめ、忌み言葉のマナーなどが心配な場合は、事前に葬儀社のスタッフにチェックしてもらうと良いでしょう。
また、喪主の挨拶のタイミングは、お通夜や通夜振る舞い、葬儀・告別式、精進落としと決まっているので、それぞれで何を話すか決めておくことも大切です。

続く

©2020 souan LLC