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福岡県古賀市 家族葬 斎場想庵 ブログ 神社とお寺の違い no,3

2024.12.23 ご葬儀 終活

具体的な内容ですが、1日目の「通夜祭」では、雅楽の演奏や祭詞の奉読が行われ、その後、故人様の御霊(みたま)を霊璽(れいじ)に移す「御霊移し(みたまうつし)」が行われます。そして2日目は「葬場祭」として、故人様とご遺族が最後のお別れをするための儀式が行われ、弔辞奉読や祝詞奉上などが行われた後、火葬され再び自宅へと帰られます。ご自宅へ戻られたら、霊前にて神葬祭が終わったことを奉告する「帰家祭」が行われ、宴が催されるのが一般的です。

また神道では、ご逝去日も含めて50日目に当たる日が忌明けとなるため、そのタイミングで「五十日祭」が行われ、お骨は埋葬されます。

神道の葬儀である神葬祭や五十日祭では、参列者全員で「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」が行われます。これは仏式の焼香に相当するもので、ご遺族や参列者が順番に玉串(榊の枝に紙垂をつけたもの)を祭壇に捧げる儀式のことをいいます。

仏教の葬儀

仏教の葬儀は仏式といわれ、基本的には神式と同じように2日間かけて行われます。しかし神式の葬儀が故人様を家の守護神として奉るための儀式であるのに対し、仏教の葬儀とは、故人様の冥福を祈り、無事極楽浄土へ行けるように送り出すための儀式と考えられています。

具体的な内容ですが、1日目は「お通夜」として、近しい方々が集まり、故人様との最後の時間を過ごすための儀式が行われ、2日目は「葬儀・告別式」として、故人様の死を悼み、別れを告げるための儀式が行われます。そして葬儀・告別式の後に、ご遺体は火葬され、骨壷へと収められたのちに自宅へと帰られます。自宅へ戻られたお骨は、忌明けとなる四十九日までご自宅に祀られ、その後四十九日法要の後などに納骨式が執り行われ埋葬されることになります。

仏式の葬儀では、お通夜、葬儀・告別式、四十九日法要における宗教儀式として、僧侶による読経や参列者による焼香が行われます。焼香とは、香木を砕いて粉末状にした抹香を香炉にくべる儀式のことです。

神社とお寺の違いを知っておこう

神社とお寺は似ているようでまったくの別物です。見分け方としては、入り口に鳥居があるのが神社で、両脇に仁王像を携えた山門があるのがお寺となります。神社は神道、お寺は仏教のための宗教施設で、それぞれの死生観や文化の違いから、神社とお寺の参拝方法や建築様式、そこに勤める宗教者の役割などにも違いがあります。

同じように葬儀にも神式と仏式があり儀式の内容も異なるため、葬儀を行う上では、その違いも知っておくことが大切です。葬儀社では、さまざまな宗旨宗派に対応した葬儀を行うことができますが、事前相談を利用して確認しておくことで、スムーズに葬儀を執り行うことができます。

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