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福岡県古賀市 家族葬 斎場想庵 ブログ 火葬とは?葬儀と火葬を行う順番

2025.02.07 ご葬儀 終活

日本では一般的に火葬してから埋葬します。火葬は、故人の顔を見てお別れができる最後の場です。火葬に立ち会うのは、親族など故人と親しい方だけなので、「葬儀には参列したことがあるけれど、火葬場に同行した経験はない」「火葬の儀式がどのように行われるのかよくわからない」という方も多いかもしれません。
ここでは、葬儀と火葬を行う順番や火葬に関する決まり、流れ、火葬場でのマナーなどを詳しく解説します。

火葬とは埋葬するためにご遺体を焼却すること

墓地、埋葬等に関する法律」によると、火葬とは、ご遺体を葬るために焼くことと定義されており、亡くなった方のご遺体を焼却する葬送方法です。火葬後は、お骨を骨壺に納め、墓地や納骨堂などに埋葬します。
仏教用語では、火葬することを「荼毘(だび)にふす」と表現します。

現代の日本では、ご遺体を葬る方法はほとんどが火葬です。ただ、明治時代以前は日本でも土葬が一般的で、火葬するのは一部の身分の高い方などに限られていました。1873年(明治6年)には火葬禁止令が発令されたこともありましたが、伝染病をはじめ衛生面の問題や、土葬する土地の確保が難しいことなどから2年後に解除され、現在では火葬が一般的になっています。

なお、日本では土葬が法律で禁止されているわけではありませんが、土葬を許可している寺院や霊園がほとんどない状況です。埋葬するには埋葬管理者の許可が必要で、勝手に埋葬すると法律違反になります。また、自然災害で火葬場が使用できないなどの非常時を除き、土葬を条例で禁止している自治体も少なくありません。火葬と同様に、土葬するにも自治体の許可申請が必要です。

火葬の日程にあわせて通夜や葬儀・告別式の日程を決める

仏式の葬儀では、葬儀・告別式の閉会後に出棺して火葬するため、火葬場の予約にあわせて、通夜や葬儀・告別式の日程を決めることが一般的です。基本的に亡くなった翌日にお通夜、翌々日に葬儀・告別式を行いますが、火葬場の予約が取れない場合は後ろにずらします。

火葬場は代替施設がなく、数もそれほど多くないことから、希望どおりの日程で予約が取れるとは限りません。特に、人口の多い都市部では火葬場不足により、ご臨終から火葬まで数日〜数週間の期間があいてしまう「火葬待ち」が発生することもあります。

なお、火葬場の予約は、原則として葬儀社など事業者が行います。個人からの予約を受けていない火葬場が多いため注意しましょう。また、通夜や葬儀・告別式を行わずに直接火葬場でお別れをする直葬・火葬式であっても、ご遺体の安置や搬送が必要になるため、葬儀社へ手配することが一般的です。

続く

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