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福岡県古賀市 家族葬 斎場想庵 ブログ 葬儀でのエンディングムービーとは?

2025.08.05 ご葬儀 終活

葬儀といえば僧侶による読経があり、焼香をしてお見送りをするという形式的なものを想像する人が多いと思いますが、最近は、家族葬などの普及によりお葬式の自由度が高まっていることもあり、故人の想い出が詰まったエンディングムービーを作成し、参列者と共有したいと考えるご遺族も増えています。

そこで今回は、エンディングムービーの内容の決め方や作り方、費用や注意点などを解説します。葬儀で流す動画を作りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

葬儀で流すエンディングムービーとは?

葬儀で流すエンディングムービーとは「ご遺族が持ち寄った写真でスライドショーにしたムービー」や「故人が生前に残すビデオレターのようなもの」などを指し、別名、メモリアル動画とも呼ばれています。そして、エンディングムービーとして作成する主なビデオの内容としては、以下の2つの形があります。

スライドショー形式

ご遺族がセレクトした写真をもとに作られるスライドショー形式の動画です。こちらは、葬儀の際に、故人の写真や愛用品を展示するメモリアルコーナーの演出の一つとして、参列者とともに故人を偲ぶ目的で作られることが多いです。動画の尺は写真の数や構成によっても変わりますが、3〜5分程度にまとめられたものが多く見受けられます。また、もし動画の作成を制作会社などに依頼する場合は、「写真50点以内」などの条件が設けられており、点数で費用が変わることもあるようです。

メッセージ動画形式

故人が自らの意志で生前に撮影し、ご遺族や参列者へ感謝の気持ちを伝えるメッセージ形式の動画です。いわゆるビデオレターのようなもので、生前葬やお別れ会などで使われることもあります。故人にとっては、最後に伝えたい気持ちを映像に載せて届けることができるツールでもあり、遺された家族にとっては、折に触れてその映像を観ることで、故人を想い出したり懐かしんだりすることができる大切な遺品となります。

エンディングムービーの作り方と費用相場

エンディングムービーは自作する方法と、葬儀社などの業者に依頼する方法の2種類があり、それぞれ費用も異なります。

自作する

エンディングムービーは、ご自身でiMovieやCanvaといった無料ツールを使って、費用をかけずに作成することもできます。また、初心者でも使いやすいテンプレートが用意されていることもあるので、そのようなテンプレートを利用すれば、写真をセレクトしてつなぎ合わせるだけの簡単なステップで、ムービーを作成することができます。ただし自作の場合は、素材の整理から編集、書き出しまでをご自身で行う必要があるため、充分な制作時間と、ある程度のパソコン操作技術は必要になるでしょう。さらに、エンディングムービーは3〜5分程度の長さにまとめることが多いため、短い尺の中で印象的に仕上げる工夫が求められることや、斎場での投影に適したサイズや形式で書き出す等のひと手間があることも念頭においておきましょう。書き出したファイルをDVD-Rに保存するのか、USBメモリに保存するのかなども含めて、データの書き出しや保存に必要な情報は、事前に葬儀社に確認しておくとよいでしょう。

続く

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