ブログ
想庵から皆様へ葬儀や終活、介護に関する情報や
日々の活動の様子を配信します。

令和3年3月31日 斎場 想庵 新規オープン

2021.03.14 想庵からのお知らせ ご葬儀

これまで葬祭ディレクターとして、たくさんの「死」に直面して参りました。
人は大切な人の死と直面すると、深い悲しみに襲われ、

誰かに心の支えを求めることがあります。
その度私はその悲しみを共に支えることはできないかと、葬祭ディレクターの他に、

成年後見制度の相談員、終活カウンセラーとしても、

遺族の心に接して参りました。
出家し、僧侶にもなり心の声を聞く努力もしてきたつもりです。
また、「死」には様々なものがあり、酷い、悲惨な死もあります。
その中の老老介護の末の無残な死、又は独居老人の孤独な死、その死に直面し続け、

そのような死や、そのような現実を一件でも無くすことができないかという思いで、

訪問介護事業も行い、高齢者の生活を支えて来たつもりです。
その中で感じていたことは、身寄りがいない方が多いということ、近所との関係が薄いということ、

家族や親族が少人数であるということです。
このような方々がもし亡くなった場合、斎場でお葬式を行う必要があるのだろうか?

と感じるようになって参りました。
斎場でお葬式を行うと、会場費や控室料がかかってしまい負担が大きくなってしまいます。

だから私は、自宅葬専門葬儀社を設立し、「自宅葬の想庵」としてご自宅でのお葬式をおこなって参りました。

しかし、ここで直面した問題点としては、長く施設への入居や、病院への入院が続いた方は、

もうすでに帰る自宅が無い方も多くいらっしゃるということです。

やはり、亡くなってから帰る場所を創ってあげたい。

そう思うようにもなりました。

その想いからこの度、そのような方々の最期に帰る場所として、

「斎場 想庵」を創設し、令和3年3月31日にオープンさせていただくこととなりました。

多くの方に寄り添える場所へ、街に愛される場所へ、そうなっていけるよう心から願っており   ます。

そして、旅立っていくものと、遺されていくものが、きちんとお別れが出来る場所になれればと思っております。

これからも、

「介護に携わるのであれば、葬儀まで。葬儀に携わるのであれば、介護から。」の想庵を、

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

令和3年3月14日   合同会社 想庵 代表 戸辺智史

©2020 souan LLC